1回目の離婚調停で聞かれることとは?事前準備のポイントを解説

池袋副都心法律事務所 > 離婚・男女問題 > 1回目の離婚調停で聞かれることとは?事前準備のポイントを解説

離婚調停は、家庭裁判所の裁判官と調停委員が夫婦の間に入り、円満な解決を目指す話し合いの場です。

裁判のように勝ち負けを決めるのではなく、お互いの意向を尊重しながら、合意点を見出していくことを目的としています。

ここでは、1回目の離婚調停で聞かれることは何か、また事前準備のポイントを考えていきます。

離婚調停の基礎知識

離婚調停は、家庭裁判所に申し立てて行われる手続きとなります。

裁判官1名と2名の調停委員が夫婦双方から個別に話を聞き、親権、養育費、財産分与、慰謝料といった離婚に伴うさまざまな事項について、合意形成を図ります。

調停は非公開で行われ、夫婦が直接顔を合わせることなく手続きを進めることが期待できます

1回目の離婚調停で聞かれること

初回の調停では、調停委員が夫婦それぞれの状況や考えを把握するために、さまざまな質問をしますが、尋ねられる可能性が高い内容は以下の通りです。

 

①申立ての背景

なぜ今回、調停を申し立てるに至ったのか、離婚を考え始めたのはいつ頃か、これまでの夫婦間の話し合いの状況など

 

②婚姻生活の実態

結婚した時期、同居・別居の状況、結婚生活はどのような様子だったか、夫婦関係はいつ頃からうまくいかなくなったかなど

 

③離婚の意思

離婚したいという気持ちは固いのか、関係を修復する可能性は全くないのかなど、離婚意思の確認

 

④離婚を求める具体的な理由

性格の不一致、価値観の違い、不貞行為、暴力など、離婚を求める具体的な原因について

 

⑤子どもに関する事項

子どもの年齢、親権をどちらの親にするか、養育費としていくらを希望するのか、面会交流の頻度や方法についての考えなど。

 

⑥お金や財産に関する事項

夫婦の共有財産(預貯金、不動産、車、保険など)はどのくらいあるのか、財産分与についてどのように考えているか、慰謝料を請求したいか、その理由や希望額はいくらか、年金分割を希望するかなど

 

⑦現在の生活状況

現在の収入、仕事の内容、住んでいる場所や住居に関する状況など

 

これらの質問に対し、正直かつ具体的に答えることが、調停を円滑に進める上で重要です。

事前準備のポイント

初回の調停に臨むにあたり、以下のものを準備しておくことが望ましいです。

 

  • 申立時に提出した書類など裁判所に提出した書類の控え、裁判所から受領した書類
  • 離婚原因(不貞行為の証拠、暴力による怪我の診断書)、財産状況(預貯金通帳のコピー、不動産の登記簿謄本)など自身の主張を裏付ける資料
  • メモ帳と筆記用具(調停委員からの説明や、自分が話したいこと、相手方の意向として伝えられた内容などを記録するため)

まとめ

ひとりで準備を進めることに不安を感じる場合は、離婚問題に詳しい弁護士に相談ください

十分な準備を整え、納得のいく解決を目指しましょう。

KNOWLEDGE

LAWYER

ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

当事務所は、お客様のお悩みに対して、親身かつ迅速に対応することを心掛けております。

お客様のご希望を最大限に実現できるよう、方針を検討し、適切な提案をさせていただきます。
受任時には解決の見通しや判決について丁寧にご説明し、事件後のアフターケアにも対応いたします。

所属団体
  • ・東京弁護士会
  • ・東京商工会議所
経歴
  • ・早稲田大学法科大学院修了
  • ・2013年 弁護士登録(登録番号 47966)
  • ・2019年 池袋副都心法律事務所開設
弁護士 関根 翔
メディア掲載
  • 「ビジネスロー・ジャーナル」 2015年9月
  • 「会社法務」 2019年12月
  • 「毎日新聞」 2020年10月
  • 「労働問題弁護士ナビ」 2020年11月
  • 「先生の選び方」 2021年12月
  • 「COMPANY TANK」 2022年1月
  • 「LIMO(くらしとお金の経済メディア)」 2022年3月
  • 「東京リビング」 2023年7月
  • 「中学生のためのお仕事ブック」 2024年4月
講演・セミナー
  • 治療院に向けた交通事故セミナー 2014年8月
  • 治療院に向けた交通事故セミナー 2017年2月
  • 治療院に向けた交通事故セミナー 2017年11月

インタビュー記事&弁護士の詳細情報を掲載中

2022年先生の選び方evangelistに選ばれました 交通事故相談弁護士ほっとライン 債務整理相談弁護士ほっとライン 相続プラス 相続プラスにインタビューされました 弁護士ネット予約カケコム ベンナビ離婚 ベンナビ交通事故 ベンナビ刑事事件 ベンナビ 法律相談ナビ 「複雑な相続問題は弁護士の力が不可欠」手間を惜しまず綿密な計画を立て、依頼者の利益を実現 弁護士 関根 翔 インタビュー 相続弁護士ドットコムに掲載 弁護士ドットコムに掲載中 今までにご相談をいただいた方からの感謝の声が紹介されています

OFFICE

事務所名 池袋副都心法律事務所
弁護士 関根 翔(せきね しょう)
所在地 〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-29-12 大地屋ビル6階A号
連絡先 TEL:050-1720-1143 / FAX:03-6907-2090
営業時間 10:00~21:00
定休日 土・日・祝(事前予約で休日も対応可能)
アクセス JR池袋駅西口より徒歩4分 / 東京メトロ池袋駅C3出口より徒歩1分
内観写真
内観写真